開院後三週間が経ちました。
4月はスタッフの方たちに医療機器やカルテなどの使い方や、患者さんの案内や説明内容などについてしっかり研修していただけました。皆さん熱心に受けていただいたおかげで今のところ大きなトラブルなく過ごせています。
機器の使用などで少しお時間を頂戴することもあるかもしれませんが、ひとつずつ丁寧にやっておりますのでご了承いただけますと幸いです。
当院では患者さんひとりひとりにあった診療を心がけております。
病気の治療をするということが、患者さんに直面している問題に直結しないことがあり、患者さん中心の医療技法では、
客観的な「疾患(disease)」、患者さん主観的な「病い(ilness)」と区別されます。
更に「病い(illness)」は、下記のように4つに分類されます。
FIFE
・F:Feeling どのような感情を持っているのか
・I :Idea 原因はどう考えているのか
・F:Function 生活にどのように影響しているのか
・E:Expectaion 医療者に何を期待しているのか
例えば、患者さんにとある疾患が見つかり、教科書的には治療をしたほうがいいというものだったとします。
御本人は現在無症状で、治療が苦痛を強いるようなものや、生活に支障をきたすようなもので治療を拒否されているという場合どうすればいいでしょうか。
単にその治療をするかしないかの二択というだけではなく、患者さんの生活や背景をよくお聞きして、相手の価値観を尊重しつつ、治療の重要性についても理解していただき、相互理解によりお互いの妥協点を見出していくのが患者さん中心の医療だと考えます。
当院ではこの考えをしっかりと心に留めて診療にあたっております。
検査や受診枠は今のところ余裕がございますのでいつでもご相談ください。